CONCEPT

Made in 極地、Made in 最前線。
あなたの生きる力に寄り添う、
「DAN DAN DOME」誕生。

南極やヒマラヤなど数々の極地において人の営みを踏査してきた極地建築家・村上祐資。 容器のイノベーションから地球環境や社会・暮らしのより良いあり方を提案し続けてきた東洋製罐グループ。 暮らしを包む最前線に立つ両者のコラボレーションにより、“捨てられる”ダンボール製テント「DAN DAN DOME」は誕生しました。

「つくる」「つかう」「こわす・すてる」というモノの一生の中で、一般的には「つかう」ことを繰り返すとモノの価値や性能は徐々に減衰し、やがて期待を下回ったときに捨てられることになります。しかしほんとうに、モノの価値は使うほどに下がっていくだけなのでしょうか?“SLOW(ゆっくり)”“STABLE(しっかり)”“NEIGHBOR(むきあう)”そうやってモノの一生の上に根を下ろし、「つかう」ことの中には、人にとってもっと深い価値があるのではないでしょうか?いにしえの縄文が刻まれた土器を眺めながら、私たちはそう考えるようになりました。そこで行き着いたのが、モノに宿る「手あか」という概念です。
「つかう」ことによってモノには人の「手あか」が染み付いていきます。例えばそれは、喜びや感動の記憶。大切な人と共有した時間。愛着やこだわり。 切実な祈りや願い。効率・スピードなどとはまったく別の次元に存在する、人の魂や生き様と共鳴し、輝かせる力を、「手あか」がついたモノは持つのです。

DAN DAN DOME の使い方に決まりごとはなく、自由なアイディアで使うこと、つまり誰もが自分ならではの「手あか」をつけることができます。 加えて「捨てられる」という機能の中に、きれいに片づけ、整えて、次の新しい手あかを生み出し、呼び入れていくための、最前線の規矩を凝縮させました。ダンボール素材の特性を活かした「気兼ねなく捨てられること」は、「長持ちさせたい」「壊したらどうしよう」という束縛や不安から人を解放し、挑戦心や創造性を大きく膨らませてくれます。極地での使用まで想定された耐久性・耐水性といった性能面も、あらゆる使いかたの可能性を広げています。

これからの世界で、人とモノの関係はどのように変わっていくでしょうか。
もっとお互いにとって幸せな関係はあるのでしょうか。
DAN DAN DOME が、その姿のひとつを示すものになることを願っています。

HOW TO USE

MAKEつくる

DAN DAN DOMEをつくる、
それ自体がかけがえのない体験に。

  • 誰でも、直感的に

    世界各地、言語・立場・世代を超えた人々とのコミュニケーション。人間が持つ潜在的な空間把握能力、認知や学びのプロセス、誰もが再現できる手指操作。
    言葉や映像で詳しく解説しなくても、誰もが組み立てから設置まで理解・実行できる設計を追求しています。

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  • 試行錯誤の価値

    「マニュアル通りに正しくつくる」という現代社会の常識になったつくりかたを私たちは推奨していません。
    悩み、考え、相談、工夫しながら一歩ずつ完成に近づいていく。そんな試行錯誤の体験も、みなさんにとっての大切な「手あか」になるものと考えています。

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  • ものづくりの快感、ときめき

    ドームを組み立てるのはいくつかの基本動作の反復で、誰でもすぐにコツをつかむことができるでしょう。特殊なダンボール加工により一つひとつの組み立てアクションの楽しさ、心地よさを追求しています。
    大人から子どもまで、気づけば作業に夢中になっているはずです。

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USEつかう

使い方には無限の可能性。
極地生まれのゆるぎない哲学が、
想像力を解放してくれる。

こちらで紹介しているモデルケースは、無限に存在する使い方のほんの一握りです。
そう、DAN DAN DOMEの使い方には決まりごとはありません。
みなさんの自由なアイディアで、「手あか」がたっぷり付くようにお使いください。

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    生命を継続する

    地域の防災イベントはもちろん、
    万が一の災害時には
    避難所でのプライベート空間に。

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    シーンをつくる

    イベント会場に立ち並ぶドームは
    誰もが近寄りたくなる風景。
    みんなで組み立て、こわすのも
    忘れられないイベントに。

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    自分の居場所

    家の庭先でも、山の上でも。
    「ここだ!」と思ったところを
    自分だけの居場所にできる。

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    自己表現/アート

    ドームの構造体も、空間も
    すべてが表現のキャンパスに。
    「つくる・つかう・こわす」
    プロセスまでもアートにできる。

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    大切な贈り物

    わたしからあなたへ、
    日本から世界へ、
    日常から非日常へ、
    文明から地球へ。

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    人をつなぐ

    チームビルディングに大活躍。
    会社で、家で、学校で、まちで、
    一緒につくって、つかううちに、
    人と人は自然とつながる。

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    ユニークメディア

    広告、PR、キャンペーンなど
    思わずみんなの目に留まって
    近寄りたくなるメディアに変身。
    ノマドやキャラバンにも活躍。

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    子どもの秘密基地

    子どもが安心して遊べる場所。
    自分で作って、自分で遊んで、
    自分でこわすことから学ぶもの。

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    ペットハウス

    大切なペットのおうちに。
    こわれてもいいから
    思う存分遊んでOK!

あなたならどんな「手あか」を
つけますか?
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「手あか」=DAN DAN DOMEに宿るもの、「手あか」を生み出す営み=DAN DAN DOMEの「使い方」、環境=DAN DAN DOMEが設置される場所

CLOSING壊す・捨てる

「思い切り壊せる」
「捨てられる」ことが
私たちにもたらしてくれるもの。

私たちは、捨てられるテントの素材に「ダンボール」を選択しました。
モノが迎える最期の時=壊す・捨てるという行為と、
人の関係を改めて考え直したいと考えたからです。
DAN DAN DOME が一生を終えて目の前から消え去ると同時に、
私たち人間に残してくれるものとは何でしょうか。

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人、モノ、地球をめぐる、
大きな循環の中に存在する。

DAN DAN DOME はどこの国でも馴染みがあり様々な捨て方・再資源化の選択が可能なダンボールを主構造体として採用し、最後のフェーズで生じる環境負荷の最小化を図っています。モノが繰り返し使われて、捨てられていくなかでも、DAN DAN DOME がいつも大きな循環の中に存在していることを大切にしています。
ただ、私たちは環境負荷低減というアプローチ“だけ”を考えてダンボールを採用したわけではありません。モノがその命を燃やし尽くすまでの時間に責任を持ち、造り、使い、捨てることを行なった人間が受け取れる「何か」を、最大化しようとしているのです。

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「壊す楽しさ、捨てる丁寧さ」の
バランスを考える。

最近、何かを思い切り壊したことはありますか?
DAN DAN DOME を使い終えたら、みんなで壊して、捨てましょう。壊しかたはフリーダム。切り裂いたり、叩き潰したり、くれぐれもケガには気をつけて。気がつけば大人から子どもまでみんな夢中です。日頃のストレス発散にもいかがでしょうか。また、DAN DAN DOMEのシンプルな構造は、自由に壊しても分別しやすく、ごみ置き場でコンパクトに収まる点も特長です。素材や大きさの違いを目安に整理していくと自然に分別ができているため、「丁寧に捨てる」という行為につながります。

MESSAGE

極地建築家・村上祐資からの
メッセージ

DAN DAN DOME の原点は、南極観測隊です。南極の短い夏、この時期に基地の増築や改修を隊員総出で行います。お医者さんも、研究者も、本来の役割とは関係なく作業に駆り出され、また隊員たちにとっても、これが南極に着いてからの、初めての協同作業になるのです。
建築作業は、仲間たちの「人となり」を知る絶好の機会です。段取りがうまい人、盛り上げ役、陰で気遣いのできる縁の下の力持ち。それぞれが得意なこと、苦手なこと。自分たちの身丈よりも大きなモノを組み立て、その過程で育まれていく、人と人の関係は、その後の長い長い越冬生活の確かな土台となります。
この「捨てられる」ドームテントには、効率重視の“FAST & LIGHT”なテントでは真っ先に削ぎ落とされてしまうそんな要素を、たくさん拾い集めて開発しました。
厳しい極地だからこそ、そんな不効率のなかにある価値が一層大切になってくる。DAN DAN DOME がそんなメッセージになれば嬉しいです。

村上祐資や特定非営利法人
フィールドアシスタントのことを
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“捨てる”から始まる“包む”技術

日本トーカンパッケージ株式会社
包装開発センター

東洋製罐グループは100年以上“包むこと”に真剣に向き合ってきました。食品や飲料、生活用品などを、安全・安心に守り、届けるために。生産者から最後のバトンを受け取り、ユーザーへ最初に繋ぐのがパッケージの役割。
そして、“包むこと”と同じくらい真剣に向き合っているのが“捨てること”。どんなに綺麗な容器でも、軽くて運びやすくても、長く保存できても、必ず最後には“捨てる”という運命が待っています。
日本トーカンパッケージが挑むのは、“捨てる”から始まる“包む”技術。国内では約95%のリサイクル率を誇るダンボール。その特徴は、誰もが見て触っただけで、どう捨てるべきかわかること。そして、ちゃんと捨てる事ができるからこそ、子供のおもちゃとなり、学園祭の小道具となり、スーパーでレジ袋の代わりとなり得ること。人類が地球と共に歩んでいく上で、DAN DAN DOMEが少しでもダンボールや“捨てる”と向き合うきっかけになれば嬉しいです。

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